今回、またしても新しい連載コラムが始まります!playground kyoto烏丸御池店に隣接する「イタリア料理式 ricetta8.7」の芳片 聡シェフです。
8.7 ハッテン・ナナ → はてなさん
そんな、はてなシェフのお店では絶品イタリア料理とワインを堪能する事ができます。一皿一皿にシェフのこだわリが詰まったコース・ディナーは人生において一食の価値がある贅沢な時間になる事間違い無し。
そんな、「イタリア料理式 ricetta8.7」はてなシェフの目線から「食」をテーマにした様々なコラムを連載して頂きます。どうぞお楽しみに!

料理人はカロリーと和解したい
美食とカロリーは、切っても切れない。
切れない、全然切れない。と、言いますか鋼鉄です。歯が立たない。

当たり前の話ですが、美味しいものにはカロリーがあります。いや、むしろ美味しいものほどあります。美味しいはカロリーということになります。
バターも美味しい チーズ美味しい
肉も魚も野菜もブォーノです。「あ、それブーまっしぐら。」
そう思うものほど、美味しかったりします。
なのでジムに通う、人に食べさせておいて
本人はジムに通う。
いえいえ、試作と味見で過剰摂取なんです。料理人はカジョーセッシャーになります。カジョウセッシャーサトシです。仕方なし。

美味しいものを作る人間になるために美味しくするための微調整は、体の調整とは真反対かといって、食べないわけにゃーいかんのです。
なんならワインも試飲します。
お腹いっぱい。
なんならプライベートも感性と味覚のために胃袋と肝臓を外食に捧げます
だから鍛える。playgroundで。お隣で。
プレグラです、プレグラります。

「仕事だから」で済ませてしまうのは、まだなんとなく諦められない、藁にもすがる50歳。だから、お店の隣のパーソナルジムへ通っています。
食べたことを帳消しにしたいわけじゃありません、ほんとはしたいけど。そんな都合のいい話があるわけがない事はわかってるんです。
せめて!美味しいものを、美味しいと思える身体を維持したいだけです。
料理人の商売道具は包丁だけじゃない。舌も、感性も、身体も全部です。50代になると、それを痛いほど感じます。

健康のために食べるんじゃない。美味しく食べ続けるために健康でいる。
順番は、僕の中ではこっちです。だから今日も料理を作って、食べて、笑って、鍛えます。
料理をあともうちょっと楽しく作り続けるために。だから今日も厨房に立って、プレグラります。

芳片 聡 Satoshi Yoshikata / プロフィール
兵庫県出身。20代で東京・目黒区祐天寺に自身の店を構え、その後、渋谷区円山町、板橋へと場所を移しながら料理と向き合ってきた。日本イタリア料理協会への参加を機に改めてイタリア料理を学び直し、2022年に京都で「イタリア料理式 ricetta8.7」をオープン。2025年には「立チ呑ミ式 ロッカクハッテンナナ」も開業。独自の料理哲学のもと、食材と真摯に向き合い、その魅力を引き出す一皿を追求している。
ricetta87.com @ricetta8.7_kyoto




